眼科
眼科
レンズの役割をしている水晶体と呼ばれる部位が白く濁る病気です。濁りの程度により視力に影響が出ることがあります。また水晶体の性質の変化から炎症を引き起こしぶどう膜炎を併発することがあります。手術により濁った水晶体を除去することで治療することができます
眼圧が上昇することで強い痛みが生じ、進行すると視力を喪失する可能性のある病気です。柴犬やアメリカン・コッカースパニエルなどに多く発症し、原因も様々です。眼圧計と呼ばれる機械で眼圧を測定し、診断します。治療は眼圧上昇の原因によって様々であり、原因を正確に特定し最適な薬を選択します。
眼の結膜(白目または赤目の部分)が炎症を起こすことで充血や涙・目ヤニが生じることがあります。猫でのヘルペスウイルス感染症(いわゆるネコカゼ)による症状として現れることで知られています。
眼の表面にある角膜が傷ついた状態です。フレンチブルドッグなど短頭種と呼ばれる犬種ではその顔の構造から発症し易いとされています。外傷が主な原因であり、傷を染めることでその程度を確認し診断します。点眼での治療に加え、追加の刺激から眼を守るためエリザベスカラーの装着をお願いしています。治りが悪い場合は悪化要因の検索や場合によっては手術も選択されます。
眼瞼(まぶた)や眼球にマイボーム腺腫やメラノーマ、リンパ腫などが形成されます。切除可能な場合は切除し、病理検査にて確定診断を行います。腫瘍の大きさによっては切除後に外貌の変化が見られることがあります。また腫瘍の種類によっては眼球の摘出が選択されることもあります
眼の内部を形成するぶどう膜と呼ばれる部位に炎症が生じる病気で、多くの場合充血、眼を開けられない、痛そうなどの症状が見られます。ステロイドなどの点眼により炎症を抑える治療を行いますが、様々な原因により発症するため、原因となる疾患がある場合はそちらの治療を優先的に行います。診断は主にスリットランプによる観察、眼圧測定などによって行います。
所謂“眼が飛び出た”状態です。犬同士の喧嘩や交通事故などの外傷によって発生します。眼球は通常まぶたに包まれた状態ですが、脱臼状態になるとまぶたが飛び出た眼球の裏側に入ってしまうため自力では戻すことが難しくなります。脱臼した眼球は全身麻酔下での処置によって元に戻すことが可能です。戻すことができても視力が維持できていないこともあるため注意が必要です。また、眼球の構造が破綻してしまっている場合はそのまま眼球摘出が選択されることもあります
STEP1:受付・問診
眼の症状について詳しく聞かせて頂きます。眼以外の症状がある場合、そこから眼の病気を絞り込むこともできる場合があるため、そのような症状がある場合はお伝えください
STEP2:身体検査
一般的な身体検査を行い、眼のチェックを行っていきます。眼周りの皮膚の状態から順番に睫毛、まぶた、眼球と細かくチェックしていきます。
STEP3:検査
問診、身体検査から疑わしい病気をリストアップし、診断をするため検査を行っていきます。スリットランプによるチェック、涙量の測定、角膜染色による傷のチェック、超音波検査などを行います。
STEP4:検査結果の説明・治療方針のご相談
検査結果と今後の治療方針を図や模型を駆使してわかりやすくご説明します。眼科の治療は一日複数回の点眼が必要になるものが多くなることから点眼のやり方からお話していきます。
STEP5:お会計・次回の予約
お会計、お薬のお渡し、説明資料のお渡しは受付からさせていただきます。次回の再診目安もお伝えさせていただきます。
予期せぬ出来事で眼が傷つく可能性があるため原則着けたままが良いです
治療中は眼への刺激は最低限にしたいことから、基本的には着けたままでいて頂きたいです。ただしカラーを嫌がってご飯が食べられないなどの問題が発生した場合はご家族の監視下であれば一時的に外すこともできます。
当院では実施できませんが、眼科病院のご紹介が可能です
手術を希望する場合は眼科専門医の在籍する専門病院をご紹介することができます。手術後の経過も共有されますので術後のフォローは当院でも受けて頂けます。
項目 | 金額 |
眼科検査各種 | 1,100円〜 |
眼科超音波検査 | 3,000円〜 |