神経科|動物病院|名古屋みなと テイルズ犬猫病院|名古屋市港区「東海通」駅

〒455-0003 愛知県名古屋市港区辰巳町4-5
052-661-3575
ヘッダー画像

神経科

神経科|動物病院|名古屋みなと テイルズ犬猫病院|名古屋市港区「東海通」駅

こんな症状ありませんか?

  • けいれん(発作)
  • 手足の動きがおかしい
  • 頭が傾いている
  • ふらつきがある
  • 性格が急に変わった(大人しくなって、攻撃的になった)
  • 目が揺れている

考えられる病気

脳、脊髄腫瘍

脳や脊髄に発生する腫瘍で、髄膜腫、神経膠腫、下垂体腺腫などがあります。症状としては発作、旋回運動、運動障害、視覚障害、聴覚障害、意識状態の変化などが見られます。診断にはまず身体検査や神経学的検査、血液検査などによって症状が脳由来であることを特定することから始まり、その後多くの場合MRIによってその詳細な位置やサイズを確認します。治療の基本は外科手術であり、腫瘍の容積を減少させることができると共に摘出によって実際の腫瘍細胞を調べることができるようになることから確定診断することもできます。手術だけでは根治できない腫瘍もあるため、そのような場合は放射線治療や化学療法などによる補助治療が行われます。

脳炎・脳脊髄炎

脳や脊髄の炎症によって引き起こされる病気でけいれん・失明・麻痺・歩行困難などがみられることがあります。その分類は複雑で、近年では起源不明髄膜脳炎(MUO)とも呼ばれています。治療にはステロイドや免疫抑制剤による免疫抑制療法が行われ、てんかん発作がみられる場合は抗けいれん薬による発作のコントロールも行います。

椎間板ヘルニア

首から腰には脊椎と呼ばれる骨があり、その中を脊髄が走っています。脊椎は1本の骨ではなく細かい骨が重なりあっており、その間には椎間板と呼ばれるクッションが存在します。何かしらの理由によりこの椎間板の中身、あるいは変形した椎間板自体が脊髄方向に飛び出し、脊髄を圧迫することで症状が生じます。圧迫の程度で症状は変化し、痛みのみの場合から麻痺に至る場合まで様々です。診断はレントゲンで分かる場合もありますが、詳細な判断はCTやMRIが有用とされています。治療は安静や脊髄の炎症を除去する内科療法の他、原因となった椎間板を除去する外科手術が選択されます。

特発性てんかん

所謂“てんかん”と呼ばれる病気で、脳内の神経回路の過剰反応により神経の制御に異常が現れる疾患です。脳腫瘍や脳炎によってもてんかん発作を起こしますが、特発性てんかんは各種検査において脳に異常が確認できないものを指します。完治させることは難しく、発作頻度を抑えてQOLを維持することが治療目標となります。治療は発作を抑える薬を日々内服することで行います。発作頻度によっては数種類の薬を組み合わせて内服することもあります。

よくあるご質問

発作のような症状があったけど、本当にそうだったのか自信がありません

スマートフォン等で動画を撮影頂くことをおすすめします

発作といってもその症状の現れ方には様々なバリエーションがあり、獣医師でも判断に迷う場合があります。口で説明するのも難しい場合が多いですので動画を撮影して頂くことをおすすめします。動画に残すことで獣医師と症状を共有できる他、時間経過の記録にもなり大変有用です。発作に限らず歩き方がおかしいなどの症状も撮影頂くことをおすすめします。

神経学的検査とはどういったものですか

神経の反応を順番に評価していく方法です。これにより病変がどこにあるのか絞ることができます

“物が顔面に近づいてきたら目を閉じてしまう”、“手先をひっくり返されたらすぐに元に戻してしまう”などの無意識な動きを部位ごとに評価することでその神経の働きが保たれているか、過剰ではないか判断する方法です。評価を繰り返すことで異常のある部位(脊髄のどの位置なのか、どの脳神経なのか)を推定することができます。

費用

項目 金額
神経学的検査 3,300円〜